学習塾・予備校で市販教材やテストを使うときの著作権の考え方
学習塾や予備校では、市販の教材や過去問、新聞記事などを授業やテストに使う場面が多くあります。「教育目的だから自由に使える」と思われがちですが、営利目的の塾では配慮が必要な場面があります。本記事で整理します。
営利目的の塾は「自由に複製」とはいかない
学校の授業には、著作物の利用について一定の配慮がなされている場面があります。一方で、営利を目的とする学習塾や予備校では、同じように「自由に複製できる」とは限りません。
市販の教材や問題集を人数分コピーして配る、といった行為は、著作物を複製する権利(複製権)にかかわります。教育に関わる場面であっても、営利目的の塾では配慮が必要になる、という点をおさえておきましょう。
市販教材・過去問をコピーして配るとき
市販のテキストやワーク、過去問などをコピーして生徒に配布する場合、その複製・配布は著作権にかかわります。どの程度の利用に許可が必要かは、使い方や分量によって変わります。
まずは「どの教材を」「どの部分を」「何部作るか」を整理し、許可が必要かどうかを確認することが出発点になります。市販教材はそもそも購入して使うことが前提になっているものも多いため、利用のしかたには注意が必要です。
テストやプリントに引用・転載するとき
塾のオリジナルテストやプリントを作る際に、他者の文章や図表を素材として使う場面もあります。こうした転載も、使い方によっては著作権への配慮が必要になります。
とくに、模試や有料の教材として配布・販売する場合は、より慎重な確認が求められます。素材として他者の著作物を使いたいときは、どの範囲で許可が必要かをあらかじめ確認しておくと安心です。
著作権処理が必要なときの進め方
「この教材を塾で使いたいが、著作権の手続きが必要かわからない」という場面もあるかと思います。著作権処理代行サービスでは、利用したい作品の情報をご提出いただくことで、申請先の確認から許諾申請のお取次ぎ、お支払いまでの事務を代行いたします。
塾・予備校向けの教材づくりで著作権の確認が必要なときは、お気軽にご相談ください。使用料の目安は「自動お見積り」フォームでも調べられます。
本記事では、学習塾・予備校で市販教材やテストを使うときの著作権の考え方を整理しました。学校の授業とは異なり、営利目的の塾では「自由に複製できる」とは限らず、市販教材のコピー配布やテストへの転載には配慮が必要になる場面があります。まずは「どの教材を」「どの部分を」「どのように使うか」を整理し、許可が必要かを確認しましょう。手続きが必要なときは事務をお取次ぎしますので、お気軽にご相談ください。





